山形国際ドキュメンタリー映画祭2017でも上映された大西健児&村上賢司の8ミリ映画も三軒茶屋に登場!
もちろんオリジナルの8ミリフィルムをすこぶる調子の悪い映写機で上映となります。
映像表現がパンクした時代に贈る錬金術師たちのカネでは買えない反則行為の集大成!
消費期限は30年以上前?限界の先に像を結ぶ錬金術。期限切れフィルム412本を使用、既に廃品回収へと流れた22台を含む35台の何処かしらに不具合のある8ミリフィルムカメラを使役して制作された到達点。これが8ミリ映画の極み!!
日 時:11月23日㈷
11月24日㈮
12月9 日㈯
12月16日㈯
pm19:00スタート(※開場15分前)
料 金:1,000円
◉ 併 映 作 品 ◉ ※各日「幽霊」上映終了後にトークセッション(あるいは目の休憩)
を挟みpm20:45くらいからスタート予定となります
11月23日㈷̶「安田哲世界の旅・山形ドキュメンタリー映画祭の旅」
監督/安田哲
25分/ビデオ版上映/サウンド/ 2017年
地産地消?現地ホテルのユニットバスでジャブジャブ現像してつくられたシネダイアリー。アジア圏最大のドキュメンタリーの権威に8ミリ映画で殴り込みかけるダブルけんじ軍団の上映行脚を期限切れの同録サウンド8ミリフィルムで密着取材?凡庸なる週末表現家が贈るレポート。巻き取りバカになった映写機の部品になりにきたハズが、なんの役にもたたずにタイムテーブルをウロウロしていただけの漂白の記録。
11月24日㈮̶「武甲風葬」監督/笹久保伸
29分/ 8mm /サウンド/ 2016年
ミュージシャンの笹久保伸率いるアート集団・秩父前衛派による武甲山プロジェクトの映像コンテンツ。
瀬戸内国際芸術祭2016で行われた秩父前衛派が誇るサンポーニャ奏者・青木大輔のLIVEパフォーマンス
『ダイナマイト・トラヴァース変奏曲』の貴重な映像記録でありながら、瀬戸内/秩父という離れた“場”と“場”
を観念的にコネクトするスピリチュアル・ツール。フジカシングル8の最後の在庫を使いきって撮影された
笹久保伸によるマテリアルとしての映画アート。
12月9日㈯̶「後ろに振り向け!」監督/村上賢司
46分/ 8mm /サウンド/ 2017年
そもそも映画とは何か?これほどまでに映像が氾濫した時代に壊れかけの骨董玩具をカタカタと回して村上賢司46歳1児のパパが改めて問いかけるシネマトグラフの起源。“なんでもできることってなんて不便な制約なんだろう”あれもこれもできなくなったハンディキャップを逆利用して8ミリ映画の特性を最大限にリブートする。体感する映画、暗転した空間はリュミエールの時代へといまいちど回帰する。
12月16日㈯̶「オトヲカル」監督/村上賢司
33分/ 8mm /サウンド/ 2013年
エメラルドグリーンの平原の向こうには何が見える?
ここが本当に映画というメディアの終着駅だったのか?
(それは村上賢司自身の手によって更新されたのだが…)
もはや耳しかいきていないようなカセットテープ以下
の映画による叛乱が肥大しきって停滞の袋小路に
陥ったデジタルコンテンツに与えた衝撃、それは
ただ“映像で語ること”の本質を滑稽なくらいグサリと
えぐりだしてみせてやることだけだった。山形国際
ドキュメンタリー映画祭2013スカパーIDIEA賞受賞作品。
11月23日㈷ pm15:00~
銀鉛画報会FILMワークショップ
at 三軒茶屋KEN
即席!8ミリ映画制作体験講座2,000円
今更、8ミリ映画なんてやってみようなんてヒトもほとんどいないだろうけど、
せっかくなので“超駆け足”で“超テキトー”におくるおためし講座を開催!
公園でちゃちゃっと撮影して公衆便所でジャブジャブ現像
するゲリラ講座。フィルムの乾燥待ちの時間に参考作品
として「安田哲世界の旅VOL-3~海・山・歌う子供たち、お父
さん芸術の秋です~」(78分/2017)を上映いたします。