「狙撃手、前へ!ある父島移民の戦争」岩波書店刊 瀬戸山玄 著
中国大陸の戦場を生き延びた横山丈夫の眼を通し、矛盾に満ちた戦争の姿を描き出す。
一度も戦場を見たことのない者が、どこまで詳しく
この近くて遠い戦争の時代と、特異な個人史を絵開けるだろうか。
この難題を抱え込んで脱稿するまでに18年もかかってしまった・・・(あとがきより)
97年初夏に父島で出会ってから、18年もの交流がつづく元狙撃手の横山丈夫さん。今年6月に9歳を迎えて記憶力や精神力も今なお衰えません。けれど父島と東京を結ぶ唯一の交通手段・おがさわら丸は、片道25時間半の船旅を要します。さすがに足腰の弱った老体に辛く、主治医からドクターストップもかかり、上京していただいての対話が無理と判りました。そこで2006年頃に父島でインタビューした際の、ビデオ映像を編集し、著者・瀬戸山玄みずからが解説しながら皆さまにご覧いただきます。画像を介して肉声に触れる貴重な会です。ぜひともこの機会に、「前線兵士の生々しいリアリティーと最後の伝言」を幅広く共有していただけたら幸いです。 瀬戸山 玄
2015年11月28日(土)
開演 15:00 (開場14:30)
料金 1,500円 定員約 55名 (予約不要)
TEL 03-3795-1776 (当日のみ)
◉トーク終了後、交流会を行います。参加したい方は是非(参加費500円 ドリンク&スナック付き)